安東河回村

アンドン・ハフェマウル · 안동하회마을

4.34(NAVER口コミ 3,865件)
2026.09.26 更新
開館・開園時間
休館・休園日
  • 年中無休
最終入場
  • 4〜9月 17:30/10〜3月 16:30
入場・利用料金
  • 大人 ₩5,000
  • 青少年 ₩2,500
  • 子ども ₩1,500
  • 65歳以上は無料
住所
慶尚北道 安東市 豊川面 チョンソ路 186
最寄り駅
安東駅(中央線)
受賞・メディア
英国女王エリザベス2世が訪問1999年
「韓国の歴史村:河回と良洞」としてユネスコ世界文化遺産に登録2010年
地図で検索:

瓦屋根の古宅と茅葺きの家、その間を縫う土塀の路地。安東河回村は、昔の町並みを観光用に再現した場所ではなく、約600年続く村で今も住民が暮らす「生きた世界遺産」です。建物だけを点々と巡るより、韓屋と川、暮らしが一体になった風景をゆっくり歩くことが、この村を訪れるいちばんの理由になります。

川に囲まれた河回村の全景

600年の暮らしが残る、つくられていない村

河回村は、豊山リュ氏が代々暮らしてきた朝鮮時代の氏族村です。瓦屋根の邸宅、茅葺きの家、書院や亭子が周囲の山と川に溶け込む景観が評価され、2010年に良洞村とともにユネスコ世界文化遺産「韓国の歴史村:河回と良洞」へ登録されました。

16世紀末の日本軍による朝鮮侵攻の際、朝鮮王朝の最高位の官職・領議政を務めたリュ・ソンニョンの故郷でもあります。1999年には英国女王エリザベス2世が訪問し、韓国を代表する伝統村として広く知られるようになりました。

ただし、ここは現在も生活の場です。扉の奥まで自由に見学できる野外博物館ではなく、公開されていない古宅や、庭先から先へ入れない住居もあります。内部展示の数を期待するより、住まいとして受け継がれてきた建築と路地の構成を見る場所だと考えると、河回村らしさを感じやすくなります。

屋根と路地を見れば、村の構造が見えてくる

村の中心には大きな瓦屋があり、その周囲を茅葺きの家々が取り囲むように配置されています。家々が一律に南を向くのではなく、川の流れに応じてさまざまな方向を向いているのも河回村の特徴です。立派な門と高い塀を持つ邸宅、低い屋根が連なる素朴な家を見比べると、朝鮮時代の氏族村がどのように形づくられたのかが見えてきます。

写真を撮るなら、有名な建物だけに絞らなくても十分です。曲がりながら続く土塀、屋根越しに伸びる木々、瓦屋と茅葺き家が同じ画面に収まる路地など、歩くたびに景色が変わります。実際に「写真を撮りながら歩くのが楽しい」「人の多い区間を抜けると静かな路地が見つかる」と評価されているポイントです。

村の中央にある三神堂も見落としたくない場所です。樹齢約600年とされるケヤキが立つ村の中心で、願いを記した札が結ばれている様子からも、史跡というだけではない信仰の場としての一面が伝わります。住宅の敷地へ入り込まず、案内表示と公開範囲を守って歩きましょう。

洛東江のカーブがつくった「河回」の景色

「河回」という名は、洛東江が大きなS字を描き、村を包むように流れる地形に由来します。韓屋だけでなく、川と崖、松林まで含めた景観が河回村の大きな見どころです。路地から村の外縁へ進むと視界が開け、静かな川面と対岸の芙蓉台が、建物の密集した中心部とは違う表情を見せます。

芙蓉台は、河回村の全景と川のカーブを高い場所から見渡せることで知られる展望地です。ただし、村内散策の途中にそのまま上れる場所ではなく、洛東江の対岸にあります。上からの眺めまで楽しみたい場合は、河回村とは別の立ち寄り先として移動を組み込むのが現実的です。

春の桜や秋の木々を楽しみに再訪したいという感想もあり、季節によって路地と川辺の印象が変わります。開花や色づきの時期は年によって前後しますが、建築だけでなく自然の変化まで見たい人なら、川沿いと松林にも足を延ばしてみてください。

石垣と緑に囲まれた瓦屋根

河回タルから知る、庶民のユーモア

河回村の文化を象徴するのが、国宝に指定されている河回タルと河回別神グッ仮面劇です。両班や学者、僧、白丁などが登場し、身分社会を風刺とユーモアで描く仮面劇で、格式ある瓦屋の文化とは異なる庶民の視点を伝えています。建物だけでは分かりにくい村の歴史を、表情豊かな仮面と動きから知ることができます。

常設公演を観覧したい場合は、村の開村時間とは別に公式サイトで当日の公演有無と会場を確認してください。公演時間に合わせられなくても、チケット売り場側にある河回世界仮面博物館では、河回タルをはじめ各地の仮面文化に触れられます。村へ入る前か、シャトルで戻った後に組み合わせやすい施設です。

桜並木越しの茅葺き集落

入村後は徒歩が基本。暑さと混雑を見込んで

駐車場・チケット売り場側から村入口まではシャトルバスで移動し、到着後は徒歩で見学します。安東駅と安東ターミナルからは、210番または急行2番バスで河回村方面へ向かえます。バスの本数や時刻は変わる可能性があるため、出発前に安東市のバス情報を確認しておくと安心です。

大人の入場料は₩5,000。4〜9月は09:00〜18:00で最終入場17:30、10〜3月は09:00〜17:00で最終入場16:30です。年中無休ですが、村内施設や公演の利用時間は村全体の開村時間と同じとは限りません。

村内は想像以上に広く、韓屋、三神堂、川辺まで巡ると歩く距離が長くなります。歩行に不安がある人や高齢の家族と一緒なら、すべてを回ろうとせず、路地と川辺など目的を絞るほうが楽しみやすいでしょう。履き慣れた靴が向いています。

日陰が少ない場所も多く、真夏は帽子や日傘、飲み物が欠かせません。週末・連休や行事日は来訪者が増え、シャトルも混みやすくなります。静かな路地を自分のペースで歩きたいなら、平日を選び、住民の生活空間へ踏み込まずに外観と風景を味わうのが河回村に合った楽しみ方です。

知っておくと得するコツ

  • 暑い時期は帽子・日傘・飲み物を用意
  • 静かに歩きたいなら平日がおすすめ
  • 駐車場側から村入口まではシャトルが便利

よくある質問

Q. 初めて訪れるなら、どこを中心に見ればいいですか?

A. 瓦屋と茅葺き家が並ぶ路地、村の中心にある三神堂、洛東江沿いから望む芙蓉台が主な見どころです。時間に余裕があれば、チケット売り場側の河回世界仮面博物館も組み合わせられます。

Q. 入場料はいくらですか?

A. 大人₩5,000、青少年₩2,500、子ども₩1,500です。65歳以上は無料です。

Q. 開村時間と最終入場は何時ですか?

A. 4〜9月は09:00〜18:00で最終入場17:30、10〜3月は09:00〜17:00で最終入場16:30です。村は年中無休です。

Q. 韓屋の内部にも入れますか?

A. 今も住民が暮らす家を含むため、すべての韓屋に入れるわけではありません。案内表示と公開範囲に従い、路地や建物の外観、川沿いの景観を中心に見学してください。

Q. 安東駅からはどうやって行きますか?

A. 安東駅と安東ターミナルから210番または急行2番バスで河回村方面へ向かえます。到着後は駐車場・チケット売り場側からシャトルバスで村入口へ移動します。

記事更新 2026.09.26

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