




釜山で出土した縄文土器や黒曜石から、海を渡った人々の往来をたどれます。大淵洞(テヨンドン)の釜山博物館は、先史時代の暮らしから日本との交流、港町の近現代史までを扱う市立博物館です。常設展示は無料で、釜山と日本のつながりを知りたい人にも見どころがあります。
土器と釣り針から、海辺の暮らしへ
古い時代から順に見たいなら、東莱館から。東三洞貝塚などで見つかった櫛目文土器に加え、釣り針や貝の腕輪、動物の骨などが並びます。器の模様を見るだけでなく、何を食べ、どんな道具を使っていたかに目を向けると、先史時代の生活がぐっと身近になります。

日本とのつながりで注目したいのは、海を隔てた交流を示す黒曜石と縄文土器です。いまの国境よりはるか昔から、釜山の海は人や物が行き交う場所でした。展示品の説明が詳しく、映像もあるので、気になる道具を一つ選んで解説を読み進める楽しみがあります。
朝鮮通信使も、釜山の歴史の一部
続く釜山館では、朝鮮時代から近現代へ。朝鮮室は、日本へ派遣された外交使節・朝鮮通信使や、日本との外交・交易の拠点だった倭館を取り上げています。日本との往来を釜山側から見られるのが、この展示の面白いところです。

一方で、文禄・慶長の役や日本の植民地支配も展示のテーマです。交流の歴史と戦争の歴史の両方をたどり、近代室では開港後の街の変化、現代室では朝鮮戦争と復興期の釜山へ進みます。海辺の風景を楽しむ旅に、街が歩んできた時間を重ねたい人に向いています。
解説を聞く日も、自分のペースで見る日も
人気の特別展や展示解説の時間帯には、人垣で展示品が見えにくく、解説の声も届きにくくなることがあります。細部まで見たいときは、解説の集団から少し離れて、自分のペースで回るのがおすすめ。東莱館と釜山館には無料の日本語音声ガイドがあり、展示室のQRコードをスマホで読み取るだけで聞けます。アプリは要らないので、イヤホンを持っていきましょう。夏の特別展では、冷房が十分に効かず館内が暑いこともあります。

最終入場は17:00なので、夕方から向かう日は到着時刻に注意。月曜と1月1日は休館で、月曜が韓国の祝日なら開館し、その次の平日が休館になります。
車椅子とベビーカーの貸出があり、子どもと歴史を学ぶ訪問にも使いやすい施設です。ただし週末や特別展期間は駐車場が混雑し、満車になりやすいため、駐車待ちが気になる人は地下鉄で向かうのがおすすめです。
展示のあとは、石造文化財のある庭へ
2026年10月13日〜12月13日は、企画展示室で企画展《朝鮮の庭園、心を植えて風景に遊ぶ》(無料)も開かれています。朝鮮時代の人が庭に込めた思いを、絵画や工芸品、映像でたどる展示です。
屋外にも石造文化財の展示があり、館内を見終えたあとに散策できます。建物の外には木々の間を歩く道があり、近くの国連記念公園や平和公園と組み合わせて歩く楽しみも。室内で説明をじっくり読んだあとは、庭の石造文化財を眺めながら、少し歩く時間を残しておくのもいいですね。
知っておくと得するコツ
- 常設展示の日本語音声ガイドは無料。展示室のQRコードを読み取って使うので、イヤホンを持っていくと便利
- 週末や特別展の期間は駐車場が混むので、地下鉄で行くのが楽
よくある質問
Q. 釜山博物館の入場料はいくらですか?
A. 常設展示は無料で見学できます。東莱館と釜山館で、先史時代から近現代までの釜山の歴史をたどれます。
Q. 釜山博物館の開館時間と休館日は?
A. 開館時間は09:00〜18:00、最終入場は17:00です。月曜と1月1日は休館です。月曜が韓国の祝日の場合は開館し、その次の平日に休館します。
Q. 釜山博物館への行き方は?
A. 地下鉄2号線の大淵駅3番出口から、国連ロータリー方面へ歩いて約10分です。所在地は南区の大淵洞です。
Q. 釜山博物館で車椅子やベビーカーは借りられますか?
A. 車椅子とベビーカーの貸出があります。館内には男女別トイレもあります。
利用案内
- 見どころ・撮影スポット
- 東莱館・釜山館の常設展示、石造文化財が並ぶ屋外展示。
- 設備・バリアフリー
- 車椅子・ベビーカーの貸出あり。
- アクセス
- 地下鉄2号線・大淵駅3番出口から国連ロータリー方面へ。
- 公式サイト
- 公式サイト ↗
- トイレ
- 男女別トイレあり。
- Wi-Fi・充電
- Wi-Fiあり。
クチコミ
釜山の歴史をたどる展示と詳しい解説が好評で、子どもと学べる点や周辺の公園と合わせて散策できる点も喜ばれています。一方、人気の特別展や展示解説の時間帯は、人が多く展示が見えにくい、声が聞こえにくいという指摘があります。週末や特別展期間の駐車場の混雑、夏の展示室の暑さも複数の口コミに見られます。
良い点
- 先史時代から近現代まで釜山の歴史を学べる
- 展示品の説明が詳しく、映像も楽しめる
- 子どもと歴史や伝統文化に触れられる
- 周辺の公園と合わせて散策を楽しめる
気になる点
- 人気展の解説時は展示が見えにくく声も聞き取りにくい
- 週末や特別展期間は駐車場が混み、満車になりやすい
- 夏の特別展では冷房が弱く暑かったという声がある
こんな人におすすめ
- 釜山の歴史や文化をじっくり知りたい人
- 子どもと展示や文化体験を楽しみたい人
- 博物館と公園の散策を組み合わせたい人
こんな人には不向き
- 人気展でも静かに解説を聞きたい人
- 混雑する週末に車で気軽に立ち寄りたい人
※ あちこちに散らばった口コミを集めて、編集部がまとめた内容です。
よく聞く声
※ あちこちに散らばった口コミを集めて、編集部がまとめた内容です。
記事更新 2026.10.20
営業時間・価格の確認 2026年10月
参考にした公式情報:公共機関の公式サイト・VISIT BUSAN(釜山観光公社)
情報は変更される場合があります。訪問前に公式情報もご確認ください。
韓国で、行きたい場所が見つかる。