烏竹軒

オジュコン · 오죽헌

4.49(NAVER口コミ 3,160件)
2026.09.26 更新
開館・開園時間
休館・休園日
  • 年中無休(1月1日・旧正月・秋夕当日は烏竹軒のみ見学可。屋内展示室は休館)
最終入場
  • 17:00
入場・利用料金

一般入場

  • 大人 ₩3,000
  • 青少年・軍人 ₩2,000
  • 子ども ₩1,000
30人以上の団体
  • 大人 ₩2,000
  • 青少年・軍人 ₩1,500
  • 子ども ₩500
割引・無料の条件
  • 6歳以下の未就学児・65歳以上は無料(年齢確認書類を提示)
  • 毎月最終水曜は50%割引(団体割引との併用不可)
住所
江原特別自治道 江陵市 ユルゴク路3139ボンキル 24
地図で検索:

韓国紙幣の肖像になったシン・サイムダンとユルゴク・イイ。この母子が生まれた家を中心に、韓屋建築から一族の作品、貨幣の体験展示までつなげて見られるのが烏竹軒です。海やカフェが中心になりやすい江陵旅行に、韓国史を身近に感じる時間を加えたいときに向いています。

紙幣の人物が生まれた、朝鮮王朝時代の家

烏竹軒は、朝鮮王朝時代前期に建てられた住宅建築です。現存する韓国の住宅建築の中でも特に古いもののひとつで、その歴史的・建築的価値から韓国の宝物に指定されています。大きな宮殿のような華やかさではなく、学者の家にふさわしい端正で落ち着いた佇まいが印象に残ります。

建物は正面3間、側面2間のコンパクトな造りです。向かって左側には風通しのよい板張りの広間、右側には床暖房を備えたオンドル部屋が配置され、朝鮮王朝時代の暮らし方がそのまま間取りに表れています。軒下の木組みや柱、板戸まで目を向けると、単に古い韓屋を見るだけでは終わらない面白さがあります。

ツツジ咲く韓服体験館

名前の由来になったのは、家の周囲に育つ色の濃い竹です。「烏竹」は黒い竹という意味で、現在も建物の裏手などで見ることができます。韓屋の穏やかな色合いと細い竹が重なる景色は、烏竹軒らしさを最も感じやすい場面です。

夢龍室から御製閣へ、ユルゴク・イイの物語を追う

烏竹軒の中心となるのが、シン・サイムダンがユルゴク・イイを産んだと伝わる夢龍室です。韓国を代表する儒学者が生まれた部屋ですが、空間そのものは驚くほど慎ましく、華美な装飾もありません。その小ささが、教科書や紙幣で知る人物を一人の生活者として想像させてくれます。

木工人形と曲面映像展示

近くには、ユルゴク・イイを祀る文成祠や、幼い頃に使った硯と著書『撃蒙要訣』にまつわる資料を収めるために建てられた御製閣があります。建物を一棟ずつ眺めるより、誕生した部屋、学問の歩み、後世に受け継がれた功績という順でたどると、それぞれの役割がつかみやすくなります。

障子越しに光が差す座敷

敷地には案内表示が整えられていますが、人物同士の関係を少し知ってから歩くと理解が深まります。シン・サイムダンは画家・書家として知られ、その息子ユルゴク・イイは儒学者・政治家として大きな足跡を残しました。親子がそれぞれ韓国紙幣の肖像になっていることを頭に置いておくだけでも、建物や展示の見え方が変わります。

記念館と貨幣展示館まで見ると、人物像が立体的に

屋外の韓屋だけを見て帰ると、烏竹軒の魅力は十分につかめません。栗谷記念館には、ユルゴク・イイの資料に加え、シン・サイムダンやその家族が残した書画、ゆかりの品々が展示されています。芸術家である母と、学者である息子だけでなく、一族全体に受け継がれた文化的な背景まで見えてくる構成です。

江陵貨幣展示館は、紙幣の人物として知られる母子の物語を現代へつなぐ施設です。韓国や世界の貨幣について学べるほか、紙幣を題材にしたスタンプやデジタル展示など、手を動かして楽しめる体験があります。歴史建築だけでは集中が続きにくい子どもも参加しやすく、親子旅行で高く評価されているポイントです。

松林に立つ栗谷李珥像

さらに江陵市立博物館も同じ敷地にあり、地域の歴史や文化へ視野を広げられます。ひとつの入場券で複数の施設を見られるため、烏竹軒の建物だけを短く眺めるか、屋内展示までじっくり回るかで体験の密度が大きく変わります。歴史好きなら記念館を中心に、子ども連れなら貨幣展示館を組み込むと、見学の軸を決めやすいでしょう。

韓国紙幣と同じ景色を探す

敷地内には、韓国紙幣に描かれた図柄と重なる烏竹軒の景色を確認できる場所があります。紙幣を手元に用意して、建物や庭木の位置を見比べながら撮影するのがここならではの楽しみ方です。韓国旅行で普段使っているお金が、目の前の風景とつながる瞬間は、大人にとっても意外に新鮮です。

松林に立つ申師任堂像

庭園や散策路は手入れが行き届き、史跡というより静かな歴史公園を歩くような感覚があります。黒竹の小径や松林に加え、樹齢約600年と紹介されるサルスベリも見どころです。春は梅や木蓮、夏はサルスベリ、秋は紅葉が韓屋の周囲を彩り、建物と植物を一緒に収めた写真を残せます。

青空に映える韓屋の中庭

写真を目的にする場合も、建物だけを背景にするより、黒竹や瓦屋根、庭木が重なる位置を探すと烏竹軒らしい一枚になります。記念撮影だけで終わらず、紙幣の構図や季節の植物を手がかりに敷地を歩けるのが、この場所のよさです。

屋外と屋内を組み合わせて回る

観覧時間は09:00〜18:00で、最終入場は17:00です。大人料金は₩3,000。烏竹軒に加えて記念館や博物館も見られるため、最終入場の直前より、屋内展示まで回れる余裕を持って入るほうが楽しみやすいでしょう。

青い壁と曲面展示の資料館

敷地内には屋外を歩く区間が多く、特に真夏は日陰の少ない動線がかなり暑くなります。帽子や日傘、水分を準備し、韓屋を見たあとに貨幣展示館や記念館へ入るなど、屋外と空調のある施設を交互に組み合わせるのがおすすめです。小さな子どもや暑さが苦手な人は、屋内展示を中心にして無理のない順番で回ると安心です。

烏竹軒は、有名人の生家を一棟見るだけの場所ではありません。韓屋の間取り、家族が残した書画、紙幣の図柄、体験展示がひとつにつながることで、シン・サイムダンとユルゴク・イイを立体的に知ることができます。韓国史に詳しくなくても、普段目にする紙幣を入口にすれば自然に物語へ入っていけます。

知っておくと得するコツ

  • 定時解説に合わせると史跡を理解しやすい
  • 暑い日は管理事務所前の無料日傘を活用
  • 真夏は屋内の貨幣展示館を軸に回る

よくある質問

Q. 烏竹軒の入場料はいくらですか?

A. 一般料金は大人₩3,000、青少年・軍人₩2,000、子ども₩1,000です。6歳以下の未就学児と65歳以上は、年齢を確認できる書類の提示で無料になります。

Q. 開館時間と最終入場は何時ですか?

A. 観覧時間は毎日09:00〜18:00、最終入場は17:00です。屋内展示まで見る場合は、時間に余裕を持って入場するのがおすすめです。

Q. 休館日はありますか?

A. 年中無休です。ただし、1月1日・旧正月(ソルラル)・秋夕(チュソク)当日は烏竹軒のみ見学でき、屋内展示室は休館します。

Q. 烏竹軒以外には何がありますか?

A. 同じ敷地に栗谷記念館、江陵貨幣展示館、江陵市立博物館などがあります。韓屋だけでなく、シン・サイムダン一家の作品や貨幣の体験展示も見られます。

Q. 子ども連れや真夏の見学でも楽しめますか?

A. 貨幣展示館には子どもが参加しやすい体験型展示があります。一方、屋外は日陰の少ない区間があり、真夏はかなり暑くなるため、帽子や日傘、水分を用意して屋内施設と交互に回るとよいでしょう。

記事更新 2026.09.26

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