江華島

カンファド · 강화도

4.3· クチコミ 4,600+件
2026.10.04 更新
開館・開園時間
休館・休園日
  • 年中無休。島内の施設には休館日があります。
アクセス
新村駅から3000番バスで江華バスターミナルへ
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潮が引くと、さっきまで海だった場所に広い干潟が現れます。仁川の江華(カンファ)にある江華島(カンファド)は、日本史の教科書に出てくる「江華島事件」の舞台。海辺の夕景と、北朝鮮が見える展望台、そして韓国の歴史をたどる楽しさを一度に味わえる島です。

東幕海辺では、潮の時間で景色が変わる

島の南側にある東幕海辺は、砂浜の後ろに松林が続く場所です。満潮時には海を眺め、潮が引くと干潟の生き物を探せます。同じ海辺でも見られるものが変わるので、干潟を目当てにするなら訪れる日の潮汐を確認しておきましょう。

DONGMAKの文字オブジェが立つ東幕海辺の砂浜

夕日まで過ごすなら、南側を回る旅が合います。江華郡の観光コースにも東幕海辺と長花里の夕日を見る場所が並び、訪問者の口コミにも海沿いを走りながら日没を楽しんだ話が繰り返し出てきます。海が見える場所を一つ決めて、日が暮れる前に向かうのがよさそうです。

巨石の墓から、高麗の王宮跡へ

北側では、江華支石墓が旅の入口になります。支石墓は大きな石を組んだ先史時代の墓。江華の支石墓群は世界遺産に含まれ、近くには江華歴史博物館もあります。海辺とはまったく違う、島の古い時間に触れられる場所です。

草原に立つ江華富近里の支石墓

高麗宮址へ進むと、歴史はさらに具体的になります。高麗はモンゴル軍との戦いのなか、1232年に都を江華島へ移しました。今見られるのは当時の王宮そのものではなく、その跡地です。

雪の積もる高麗宮址の建物

島には後の時代の城郭も残り、江華邑を囲む江華山城の門をくぐれます。

紅葉に囲まれた江華山城の北門

南部の鼎足山城の中には、古刹の伝灯寺(チョンドゥンサ)があります。城壁に囲まれた山の中に大きな木と伽藍が並び、海辺へ向かう途中に立ち寄りやすい場所です。

大木と伽藍が並ぶ伝灯寺の境内

教科書の「江華島事件」は、南東の海辺の砦で

1875年9月20日、日本の軍艦・雲揚号のボートが飲み水の確保を名目に、江華島南東の草芝鎮(チョジジン)へ近づきました。朝鮮側の砲台が砲撃し、雲揚号も砲撃で応戦。日本軍はその後、近くの永宗島(ヨンジョンド)にも上陸して攻撃しました。これが日本史で習う江華島事件です。

海沿いに復元された草芝鎮の砦

草芝鎮は1973年に復元された石積みの砦で、入場は無料(9:00〜18:00、年中無休)。砦の脇の松には砲弾の跡が残っていて、1871年にアメリカ艦隊と戦った辛未洋擾(シンミヤンヨ)か、江華島事件のときのものと説明されています。

砲弾の跡が残る草芝鎮の松

海沿いの道を北へたどると、その辛未洋擾の激戦地だった徳津鎮(トクチンジン、無料)と広城堡(クァンソンボ、大人₩1,500)が続きます。三つの砦は同じ海岸線に並んでいるので、まとめて回れます。

海を見下ろす広城堡の門

事件の翌年、1876年2月に日朝修好条規(江華島条約)が結ばれたのは、江華邑にあった練武堂(ヨンムダン)。江華山城の西門の向かいに「練武堂跡」が残り、記念の碑が立っています。

北朝鮮が見える、江華平和展望台

島の北端にある江華平和展望台からは、海の向こうに北朝鮮の村や田畑が見えます。北朝鮮側の海岸まではおよそ2.3km。望遠鏡をのぞくと家並みや畑までよく見え、天気がよければ開城(ケソン)の松岳山(ソンアクサン)も望めます。ソウル発の江華島ツアーの多くがここを組み込んでいるのも、この眺めがあるからです。

白い建物の江華平和展望台

展望台から見える対岸の北朝鮮

入場は大人₩2,500、3〜11月は9:00〜18:00、12〜2月は9:00〜17:00で年中無休。外国人はパスポートなど身分証を持参するよう案内されています。バスなら江華バスターミナルから26番で「平和展望台」下車です。

時間が止まったような、喬桐島の大龍市場

朝鮮戦争のとき、対岸の黄海道・延白(ヨンベク)から避難してきた人たちが、故郷の市場をまねてつくったのが喬桐島(キョドンド)の大龍市場(テリョンシジャン)です。古い茶房や理髪店、手書きの看板が並ぶ細い路地が残り、昔の韓国の雰囲気を味わいに訪れる人が増えています。

大龍市場の入口ゲート

提灯が下がる大龍市場の路地

喬桐島へは2014年に開通した喬桐大橋で渡れ、江華バスターミナルからは18番バスが出ています。橋の手前には軍の検問所があり、これまでは身分証を見せて出入証を受け取る仕組みでした。江華郡は2026年中に対面の検問を段階的になくす計画を発表していますが、念のためパスポートを持って行きましょう。

石毛島の普門寺と、紡績工場のカフェ

西隣の石毛島(ソンモド)へは、2017年に開通した石毛大橋で渡れます。島の普門寺(ポムンサ)は、海を見下ろす岩壁に彫られた磨崖仏で知られる寺。約420段の階段を上ると、眉のように張り出した岩の下に座る石仏に会えます(大人₩2,000)。

岩壁に彫られた普門寺の磨崖仏

江華邑に戻ったら、1933年に建てられた人絹工場を改装したカフェ「朝陽紡織(チョヤンバンジク)」へ。工場の骨組みに古道具をぎっしり並べた大きな空間で、韓国観光公社の掲載価格ではアメリカーノが₩7,000。平日は11:00〜20:00、週末は21:00まで開いています。

工場の骨組みが残る朝陽紡織の店内

行き先は北と南で絞る

江華郡の公式観光案内は、支石墓などを巡る北部と、史跡から東幕海辺へ向かう南部を別々のコースで紹介しています。北部なら支石墓・平和展望台・喬桐島、南部なら伝灯寺・草芝鎮などの砦・東幕海辺。初めてなら、北朝鮮を見たいか、最後に海辺で夕日を待ちたいかで選ぶと、離れた場所を行き来せずに済みます。

車では江華大橋か江華草芝大橋を渡れます。ソウルからは、新村駅・弘大入口駅・合井駅を通る3000番バスで江華バスターミナルまで約1時間20分〜1時間50分(交通カード₩3,000)。島内は路線によってバスの間隔が長めです。週末や祝日は橋の手前で渋滞しやすいので、複数の場所を巡る予定なら移動にも余裕を。島へはいつでも行き来できますが、史跡や博物館の開館時間と休館日はそれぞれ異なります。

締めは江華豊物市場で

江華邑の中心にある江華豊物市場は、1階に高麗人参や花ござ、塩辛など江華の特産品が並び、2階は食堂街。江華名物のパンデンイ(コノシロに似た小魚)の刺身や和え物を出す店が集まっています。

赤いパラソルの露店が並ぶ江華豊物市場の前

バスで帰るなら、刺身でお腹を満たしてから。ソウルへの3000番バスは、江華バスターミナルから出ています。

写真提供:Jjw(CC BY-SA 4.0)、HyeonChangu(CC BY-SA 4.0)/Wikimedia Commons

よくある質問

Q. 江華島への行き方は?

A. ソウルからは、新村駅・弘大入口駅・合井駅を通る3000番バスで江華バスターミナルまで約1時間20分〜1時間50分です。車なら金浦方面から江華大橋または江華草芝大橋を渡ります。

Q. 江華島事件はどこで起きましたか?

A. 江華島南東の草芝鎮(チョジジン)付近です。1875年、日本の軍艦・雲揚号のボートが近づき、朝鮮側の砲台との間で砲撃戦になりました。草芝鎮は復元された砦として無料で見学できます。

Q. 江華島から北朝鮮は見えますか?

A. 島の北端の江華平和展望台から、海の向こうの北朝鮮の村や田畑が見えます。入場は大人₩2,500で、外国人はパスポートなど身分証の持参が案内されています。

Q. 江華島で夕日を見るならどこですか?

A. 南側の東幕海辺や長花里が候補です。江華郡の公式観光コースにも、夕日を見る場所として紹介されています。

Q. 江華島は何時まで観光できますか?

A. 島内へは24時間行き来できます。史跡や博物館などの開館時間と休館日は施設ごとに異なります。

Q. 江華島をバスだけで巡れますか?

A. 江華バスターミナルから島内バスを利用できます。ただし、路線によっては運行間隔が長いため、行き先を絞って時刻を確認すると計画しやすくなります。

記事更新 2026.10.04

営業時間・価格の確認 2026年10月

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