
北村で「韓屋に上がり、韓国茶を味わう時間」そのものを旅の目的にしたいなら、チャマシヌントゥルがよく似合います。築100年以上の古宅で靴を脱ぎ、中庭や山並みを眺めながら、濃厚なナツメ茶や蒸したてのカボチャのシルトクをゆっくり楽しめる店です。見た目だけの韓屋カフェではなく、茶葉を自分で淹れる楽しさや、店で手作りする韓国菓子まで含めて選ぶ理由があります。

中庭を囲む、築100年以上の韓屋
門をくぐると、建物に囲まれた小さな中庭が現れます。木の梁や軒、板の間といった昔の造りを残しながら、大きな窓から庭や遠くの山並みを眺められるのが、この店のいちばん印象的なところです。北村を歩いて眺めるだけだった韓屋の中に入り、実際に腰を下ろして過ごせます。
店内には座敷席のほか、椅子に座れるテーブル席や個室があります。靴を脱いで上がるため、韓屋らしい空気をより近くに感じられる一方、床座が苦手なら入店時に椅子席の空きを確認しておくと安心です。韓国楽器を取り入れた音楽と、軒先や中庭が見える景色が重なり、北村散策の途中で歩みを止める場所として印象に残ります。


濃さで選ぶナツメ茶、香りで選ぶサンファタン
初めてなら、まず比べたいのが₩10,000のナツメ茶と、同じく₩10,000のサンファタンです。どちらも温かい韓国茶ですが、味の方向はかなり異なります。
ナツメ茶は、上質な国産ナツメだけを時間をかけて煮出した一杯です。さらりとしたハーブティーではなく、ナツメの実を感じる濃度のある口当たりで、果実由来のやわらかな風味をじっくり味わえます。歩き疲れた日に、香ばしい茶葉よりも丸みのある味を選びたい人に向いています。
サンファタンは、厳選した12種の韓方素材を長時間煮出した伝統茶です。甘いドリンクというより、韓方素材の深い香りと力強い味わいが主役。韓国らしい伝統茶をしっかり体験したい人や、普段からスパイス、薬草系の香りを好む人はこちらを選びやすいでしょう。

百花茶は、淹れる時間まで楽しむ一杯
味の濃さよりも香りや茶器の美しさを楽しみたいなら、₩11,000の百花茶が候補です。さまざまな花をブレンドしており、ガラスのポットの中で色の異なる花びらが開いていきます。花の香りは穏やかで、見た目の華やかさに対して味わいはやさしく、韓方茶に慣れていない人にも選びやすいタイプです。
茶葉を使うメニューは、ダグと呼ばれる韓国茶器とともに提供され、湯を少し冷ましてから注ぐ方法や抽出の仕方を案内してもらえます。完成した飲み物を受け取るだけではなく、自分の手でゆっくり淹れる過程も楽しみのひとつ。会話の合間に何度か湯を注ぎながら過ごせるので、急いで休憩するより、茶の時間を予定に組み込みたい日に合います。

暑い日は五味子のかき氷、空腹には蒸したての餅
冷たい甘味なら、₩15,000のオミジャ・ピンス(五味子のかき氷)が目を引きます。五味子茶を凍らせた氷に、店の特製シロップを加えて食べる構成で、クリーミーなかき氷とは異なる、甘酸っぱくすっきりした後味です。北村の坂道を歩いたあとや、重たい甘さを避けたい日に選びやすく、五味子の酸味も強すぎず爽やかだと繰り返し評価されています。
もう少し食べ応えが欲しいなら、₩11,000のカボチャのシルトク(蒸し餅)があります。注文後に蒸し上げるため提供まで約20分かかりますが、そのぶん温かく、ほくほくとした食感。カボチャの自然な風味を生かした控えめな甘さで、軽い添え菓子というより、しっかり満足感のある一皿です。
出来上がりを待つ時間があるので、退店時刻が決まっているときより、茶を飲みながら余裕を持って過ごせる日に向いています。温かい状態で提供される点を目当てに、再訪時にも選ばれているメニューです。

窓側を狙うなら、座れるとは限らない前提で
窓際から見える山並みや、庭に面した席は、この店を訪れる大きな理由です。ただし週末や観光シーズンは店内が混み合い、入店まで待つことがあります。席が空いていても人数に合わせて案内される場合があるため、人気の窓側や眺望席を必ず選べるとは限りません。
室内には座敷、テーブル、個室と複数の席があります。窓側だけにこだわらなければ、中庭を囲む韓屋の軒や木組みを近くで眺める楽しみもあります。反対に景色を最優先したい場合は、混雑時に希望の席へ座れない可能性を含めて予定を考えておくのが現実的です。落ち着いた造りの店ですが、人気店なので、常に静かな空間を期待するよりも、韓屋の景観と茶を楽しむ場所として選ぶほうがイメージに合います。
北村散策に組み込むときのポイント
安国駅(3号線)2番出口からは徒歩15分、距離は790mです。駅前で短時間だけ立ち寄る店というより、北村韓屋村や三清洞を歩く日の休憩地点として組み込むと動きやすい立地です。店内でも靴を脱ぐため、出入りを急ぐスケジュールより、茶と景色を楽しむ時間をあらかじめ取っておくほうが、この店らしさを味わえます。
営業時間は月曜と水〜日曜の10:00〜19:00で、ラストオーダーは18:10。定休日は火曜です。カボチャのシルトクは提供まで約20分かかるため、閉店間際ではなく時間に余裕を持って注文してください。英語メニューがあり、テイクアウトにも対応していますが、韓屋の中庭と茶器まで含めて楽しむなら、やはり店内でゆっくり過ごす価値のある一軒です。

よくある質問
Q. 初めてなら、どのメニューを選ぶのがおすすめですか?
A. 果実のやわらかな風味と濃度を楽しみたいならナツメ茶、韓方素材の力強い香りを体験したいならサンファタンが選びやすいです。暑い日の冷たい甘味には、甘酸っぱいオミジャ・ピンスが向いています。
Q. カボチャのシルトクはすぐに出てきますか?
A. 注文後に蒸し上げるため、提供まで約20分かかります。ラストオーダーは18:10なので、時間に余裕を持って注文してください。
Q. 店内では靴を脱ぎますか? 椅子席もありますか?
A. 靴を脱いで韓屋の中へ上がります。座敷席だけでなくテーブル席や個室もありますが、混雑状況によって希望の席を選べない場合があります。
Q. 週末は待ち時間がありますか?
A. 週末や観光シーズンは混み合い、入店まで待つことがあります。特に窓側や眺めのよい席は埋まりやすく、確実に座れる時間帯は案内されていません。
Q. 英語メニューやテイクアウトはありますか?
A. 英語メニューがあり、テイクアウトにも対応しています。テイクアウト割引とヴィーガンメニューもありますが、対象商品は注文時に確認してください。
利用案内
- 外国語対応
- 英語メニューあり
- ラストオーダー
- 月・水〜日 18:10
クチコミ
口コミでは、オミジャ茶(₩9,000)やオミジャ・ピンス(₩15,000)の爽やかな酸味、濃厚なサンファタンとナツメ茶、甘さ控えめのカボチャのシルトク(₩11,000)が繰り返し好評です。韓屋の窓辺から望む北村と山、伝統音楽が流れる落ち着いた空間、丁寧な接客も評価される一方、一般的なカフェより価格が高めという声があります。
良い点
- オミジャ茶・ピンスは爽やかな酸味
- サンファタンとナツメ茶は濃厚
- カボチャのシルトクは甘さ控えめで大ぶり
- 韓屋の窓辺から北村と山を望める
- 伝統音楽が流れ、静かに会話しやすい
気になる点
- 一般的なカフェより価格が高めとの声
こんな人におすすめ
- 韓屋で韓国茶を体験したい人
- 両親や海外の友人を案内したい人
- 北村散策の途中でゆっくり休みたい人
こんな人には不向き
- 飲み物代を抑えたい人
旅行者チェック
- ひとり利用
- ○一人で訪れて楽しんだという口コミあり
※ NAVERの訪問者レビューをもとに編集部がまとめた内容です。
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記事更新 2026.09.25
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