




甘い菓子パンより、噛むほど穀物の風味が広がる食事パンを探しているなら、五月の鐘 漢南店は覚えておきたいベーカリーです。天然発酵種を使った大ぶりのパンが中心で、ライ麦や全粒粉、果実、ナッツを生かしたラインナップがそろいます。店内に席はなく、旅先の朝食やホテルへ持ち帰るパンを選ぶための一軒です。

パンを選ぶ時間までデザインされた店
五月の鐘が大切にしているのは、クリームや飾りで印象を作るのではなく、生地と発酵、練り込む素材で味を組み立てること。特にライ麦や雑穀を使ったパンは密度があり、ひと口目の派手さよりも、噛み続けたときの香ばしさや食べ応えが支持されています。サイズのわりに手に取りやすい価格も、まとめて購入する人が多い理由です。

現在の店舗は黒を基調とした落ち着いた内装で、棚に並ぶパンへ視線が集まる構成です。店舗デザインは2024年のレッド・ドット・デザイン賞で、ブランドストア部門のBest of the Bestを受賞しました。ただし、デザインを眺めながら長居するカフェではありません。ギャラリーのような空間を短時間で巡り、その日のパンを選ぶ場所と考えると実際の使い方が見えてきます。
果実入りを選ぶなら、この2種類
初めて訪れる人が候補に入れやすいのが、イチジクライ麦パンです。ライ麦生地にイチジクとくるみが入り、果実の甘み、種の粒感、ナッツの香ばしさを一度に楽しめます。中身がしっかり詰まったタイプなので、軽いおやつより、少量ずつ切って朝食や軽食にしたい人向き。甘いクリームがなくても満足感のあるパンを探しているときに合います。

クランベリーバゲットは₩4,500。クランベリーの甘酸っぱさに、くるみの香ばしさが重なります。一般的な硬いバゲットだけを想像すると少し印象が異なり、生地は比較的やわらかく、果実とナッツが入っているぶん、そのままでも食べ進めやすいタイプです。果実入りを試したいけれど、密度の高いライ麦パンは少し重そうと感じる人には、こちらが選びやすいでしょう。
食事に合わせやすいチャバタと、ライ麦を味わう一品
チャバタは₩4,000で、ほかのベーカリーで見かけるものより大ぶりです。もっちり感がありながら比較的やわらかく、具材の味を前面に出したパンとは違い、食事に添えたりサンドイッチにしたりしやすいのが特徴。旅行中にすぐ味見するだけでなく、翌朝の食事まで見越して買いたい人に向いています。

ライ麦らしい風味をしっかり確かめたいなら、100%ライ麦オレンジが₩8,000です。密度のあるライ麦生地が中心で、オレンジは強く甘さを主張するというより、重みのある風味に香りのアクセントを加えます。ふわふわした食パンとは方向が異なるため、穀物感の強いパンや、少しずつ噛んで味わうパンが好きな人向けです。
塩気のあるパンならオリーブ・フーガス
果実入りとは違う方向で選びたいときは、₩4,500のオリーブ・フーガスがあります。葉のような形をしたパンにオリーブが入り、表面は軽く香ばしく、中はもちっとした食感。オリーブの塩気があるため、甘いパンを避けたいときはもちろん、ホテルへ持ち帰ってワインなどに合わせたいときにも選択肢になります。
選び方を整理すると、果実とナッツの存在感ならイチジクライ麦パンかクランベリーバゲット、食事に合わせるシンプルさならチャバタ、ライ麦の密度を重視するなら100%ライ麦オレンジ、塩気が欲しければオリーブ・フーガスです。どれも同じ「健康的なパン」でまとめるより、食感と使い方の違いで選ぶと失敗が少なくなります。
トングではなく手袋で選び、持ち帰る
店内ではトレーを持ち、入口に用意された使い捨て手袋を着けてパンを取ります。ひとつひとつが大きく、トングではつかみにくいための方法です。選び終えたらレジで会計する流れですが、通路と売り場は広くないため、混雑時は周囲の動きを見ながら進む必要があります。

漢南店はテイクアウト専門で、購入したパンを店内で食べる席はありません。Wi-Fiの登録はありますが、パソコン作業や休憩を目的に訪れるタイプの店ではない点に注意しましょう。次の予定まで座って過ごしたい場合は、持ち帰り先や周辺で休める場所を別に考えておくと動きやすくなります。
品ぞろえと坂道を考えて旅程へ
営業時間は火〜土曜の11:00〜18:00で、日曜と月曜は定休日です。午後、特に正午を過ぎてからは人気のパンが売り切れ、棚の選択肢が少なくなる場面が繰り返し見られます。目当てを一つに絞るより、果実入り・シンプル・ライ麦など第二候補まで考えておくと選びやすいでしょう。製造数と当日の売れ方で変わるため、開店直後でも特定商品の在庫が保証されるわけではありません。

梨泰院駅6号線の2番出口からは680m、徒歩11分。途中に坂道があり、専用駐車場もないため、購入後に大きなパンを持って移動することまで含めて予定を組みたいところです。店内でカフェ時間を過ごす日ではなく、漢南散策の途中で食事パンを選び、ホテルへ持ち帰る日にこそ使いやすい一軒です。
知っておくと得するコツ
- 品揃え重視なら開店直後〜午前中に行く
- 店内飲食はできず、テイクアウト専用
- 希望すればパンをカットしてもらえる
よくある質問
Q. 店内でパンを食べられますか?
A. 漢南店はテイクアウト専門で、イートイン席はありません。購入後に食べる場所を別に考えておく必要があります。
Q. 初めてなら、どのパンを選ぶといいですか?
A. 果実とナッツの食感を楽しむならイチジクライ麦パン、甘酸っぱく比較的食べやすいものならクランベリーバゲット(₩4,500)、食事に合わせるならチャバタ(₩4,000)が選びやすいです。
Q. 午後でもパンは残っていますか?
A. 営業時間は火〜土曜の11:00〜18:00ですが、正午以降は人気商品が売り切れ、選べる種類が少なくなることがあります。在庫は当日の製造数と売れ行きによって変わります。
Q. パンはどのように選びますか?
A. トレーを持ち、入口に用意された使い捨て手袋を着けてパンを取ってから、レジで会計するスタイルです。店内は広くないため、混雑時は譲り合って選びましょう。
Q. 最寄り駅と駐車場について教えてください。
A. 梨泰院駅(6号線)2番出口から680m、徒歩11分です。途中に坂道があり、専用駐車場はありません。
クチコミ
口コミでは、ライ麦パンやカンパーニュ、クランベリーバゲットの香ばしさと具材の多さ、大ぶりながら₩4,000〜₩8,000を中心としたコスパが好評です。一方、正午を過ぎると人気商品が品切れになりやすく、狭いテイクアウト専用店で座席がない点には注意が必要です。
良い点
- ライ麦・全粒粉の食事パンが香ばしい
- 大ぶりで具材が多く、コスパも好評
- クランベリーバゲットの支持が厚い
- 甘さ控えめでサンドイッチにも合う
気になる点
- 正午以降は人気パンが品切れになりやすい
- 店内が狭く、イートイン席がない
- 駐車場がなく、駅から坂道を歩く
こんな人におすすめ
- 甘さ控えめのハード系パンが好きな人
- 食事パンをまとめ買いしたい人
- 午前中に立ち寄れる人
こんな人には不向き
- 店内で座って食べたい人
- 駅近や車でのアクセスを重視する人
旅行者チェック
- 待ち時間
- △開店直後は行列、正午以降は品切れに注意
※ NAVERの訪問者レビューをもとに編集部がまとめた内容です。
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記事更新 2026.09.26
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