




古着、厨房用品、化粧品、玩具、機械工具まで。国際市場は、ひとつの流行やジャンルに絞らず、釜山の暮らしに関わる品物を迷路のような路地で探せる市場です。きれいに編集されたショッピングモールとは違い、目的の品を決めて歩いても、予定になかった店で足が止まる。その宝探し感覚こそ、ここを訪れるいちばんの理由です。

食べ歩きだけでは終わらない「万物市場」
南浦洞の市場巡りはグルメの印象が強いものの、国際市場の主役は買い物です。機械工具や厨房用品、衣類を中心に、農産物、電気製品、雑貨、化粧品まで扱い、1〜6工区にさまざまな専門店が集まっています。隣接する富平カントン市場が食べ歩き中心なら、こちらは生活用品から趣味の小物まで探せる「万物市場」に近い存在です。
市場が形成されたのは、1945年の解放後。残された物資や海外から持ち込まれた品物の取引が始まり、朝鮮戦争後は避難民の商いによってさらに活気を増しました。現在も卸売と小売の店が同じ路地に並び、観光向けの商品だけに整えすぎていないところに、長く続く商業市場らしさが残っています。


映画『国際市場で逢いましょう』をきっかけに名前を知った人にも、実際の市場は想像以上に広く感じられるはずです。映画の面影だけを探して通り過ぎるより、いくつか気になる商品群を決めて、その周辺の路地を少しずつ見るほうが国際市場らしい楽しさに出会えます。
古着と布ものは、一点ずつ眺める時間も楽しい
ファッション目的なら、まず見たいのが古着を扱う店です。一般的なセレクトショップのようにテイストをそろえた売り場ではなく、店ごとに異なる衣類が並ぶため、完成されたコーディネートを買うというより、自分の感覚で一点を拾い上げる楽しみがあります。価格の手頃さを評価するレビューもありますが、市場全体で統一された価格帯はないため、気になる品はそれぞれの店で確認しましょう。

衣類だけでなく、寝具や布地を扱うエリアがあるのも、昔ながらの総合市場ならでは。旅行用のおみやげ探しとは少し違いますが、韓国の市場で日用品がどのように売られているのか見たい人には興味深い一角です。古着好きはもちろん、布ものや昔ながらの商店の陳列を見るのが好きな人にも向いています。
厨房用品から工具まで、暮らしの道具を探す
国際市場の個性がよく表れているのが、厨房用品と食器の店です。鍋、調理器具、皿など、料理に使う道具を幅広く扱い、かわいい小物だけを集めた雑貨店とは異なる実用的な品ぞろえです。器やキッチン用品が好きなら、形や大きさの違いを見比べながら、普段の暮らしで使えるものを探せます。

さらに歩くと、機械工具や電気・電子用品を扱う店も現れます。観光市場で工具を見る機会は珍しく、この振れ幅の大きさが国際市場のおもしろさです。専門的な商品を購入する予定がなくても、衣類の店から工具店へ景色が切り替わっていく路地は、整然とした大型モールにはない釜山の日常を見せてくれます。
ただし、同じ商品群でも取り扱いや営業状況は店舗ごとに異なります。目当てのブランドや型番を確実に買う場所というより、複数の店をのぞきながら候補を見つける市場だと考えておくと、期待とのずれが少なくなります。
キャラクター雑貨と化粧品は、軽いおみやげ探しに
持ち帰りやすいものを探すなら、玩具やキャラクター雑貨、バッグ、文具、工芸品を扱う店へ。プリンセス風のバッグや表情のユニークな人形など、ショッピングモールでは見かけにくい商品も並びます。特定ブランドをまとめて探す場所ではありませんが、子ども向けの小物や少しレトロな雑貨を一点ずつ眺めたい人には相性のいいエリアです。

化粧品を扱う店が集まる通りもあります。百貨店のカウンターやブランド直営店とは違い、国際市場では周囲の雑貨店や衣料品店と一緒に巡れるのが特徴です。免税、テスター、取り扱いブランドなどは市場共通の案内がないため、必要な条件がある場合は購入する店舗で直接確認してください。
全部見ようとせず、気になる路地を二つほど
チャガルチ駅(1号線)7番出口からは徒歩5分、339mです。市場は規模が大きく、隣接する商店街ともつながって見えるため、初めてだと現在地や市場の境目が分かりにくくなります。最初から全区画を回ろうとせず、「古着と雑貨」「厨房用品と食べ歩き」のように目的を絞ると、立ち止まって商品を見比べる余裕を持てます。
路地で方向が分からなくなったときは、工区の表示を確認しながら進みましょう。2階の連絡通路へ上がり、周囲との位置関係を確かめる方法もあります。主出入口には段差のない通路とスロープがあり、エレベーターも設置されていますが、広い市場内を移動するため、歩きやすい靴のほうが安心です。
週末や昼前後は通路が混みやすく、ゆっくり商品を見にくいことがあります。駐車スペースの不足や料金に関する不満も繰り返し見られるため、車にこだわらなければ地下鉄利用が無難です。店舗ごとに営業時間が異なる点も含め、時間をきっちり決めた買い物より、南浦洞散策の途中で路地を選びながら歩く旅程に向いています。
知っておくと得するコツ
- 駐車難を避けるなら地下鉄利用が無難
- 混雑を避けるなら週末の昼前後を外す
よくある質問
Q. 国際市場では何を買えますか?
A. 古着や衣類、厨房用品・食器、玩具、キャラクター雑貨、バッグ、文具、工芸品、化粧品、機械工具、電気製品などを扱っています。品ぞろえは店舗ごとに異なります。
Q. 富平カントン市場とは何が違いますか?
A. 隣接しているため境目が分かりにくいですが、国際市場は衣類、雑貨、厨房用品、工具などの買い物が中心です。富平カントン市場は食べ物や夜市でよく知られています。
Q. 営業時間と定休日は?
A. 基本の営業時間は月〜土曜の09:00〜20:00で、日曜は休業です。実際の営業時間や休業日は店舗ごとに異なる場合があります。
Q. 初めてでも迷わず回れますか?
A. 市場は1〜6工区に分かれ、路地も複雑です。見たい商品群を二つほど決め、工区表示を確認しながら回ると歩きやすくなります。週末の昼前後は通路が混みやすいため注意してください。
Q. バリアフリー設備やトイレはありますか?
A. 主出入口には段差のない通路とスロープがあり、エレベーターも設置されています。トイレがあり、バリアフリートイレはチャンソンドン郵便局とWISE PARKで利用できます。
買い物ガイド
- 取扱商品・ブランド
- 機械工具・厨房用品・衣類
- 農産物・電気製品・雑貨・化粧品
- 古着・玩具・キャラクター雑貨・バッグ・工芸品
- 駐車場
- 利用可能な駐車施設あり
- アクセス
- チャガルチ駅(1号線)7番出口から徒歩5分(339m)
- 公式サイト
- 公式サイト ↗
- バリアフリー
- 主出入口は段差がなく、入口までスロープがあります。エレベーターも設置されています。
- トイレ
- トイレあり。バリアフリートイレはチャンソンドン郵便局とWISE PARKにあります。
クチコミ
口コミでは、衣類や雑貨、食べ歩きまで一度に楽しめ、見どころと品ぞろえが多いという声が目立ちます。価格の手頃さや親切な応対を評価する投稿もあります。一方、週末は駐車場所を探しにくく料金も高めという不満が重なり、広い市場の入り組んだ路地や昼どきの混雑にも注意が必要です。
良い点
- 衣類から雑貨まで品ぞろえが幅広い
- 市場散策だけでも見どころが多い
- 屋台の食べ歩きも一緒に楽しめる
- 手頃な価格の商品を探しやすい
気になる点
- 週末は駐車場所が少なく料金も高め
- 路地が複雑で初訪問は迷いやすい
- 週末の昼前後は通路が混みやすい
こんな人におすすめ
- 買い物と食べ歩きを楽しみたい人
- 古着や雑貨を掘り出したい人
- 昔ながらの市場を歩きたい人
こんな人には不向き
- 車で短時間だけ立ち寄りたい人
- 混雑を避けて静かに買い物したい人
※ NAVERの訪問者レビューをもとに編集部がまとめた内容です。
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記事更新 2026.09.26
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