
cafe onion 聖水店で味わいたいのは、パンだけではなく、1970年代の建物に残る時間そのものです。剥がれた壁や継ぎ足されたレンガを消さずにカフェへ再生した空間で、名物のパンドーロとコーヒーを楽しむ。古い工場街の面影と新しい感性が重なる、聖水らしい過ごし方ができます。

きれいに直しすぎない建物が主役
建物はスーパーや食堂、住宅、修理工場、工場など、時代に応じて用途を変えてきました。改装では床に残る塗料の跡や継ぎ足されたレンガ、荒いコンクリートを覆い隠さず、家具やガラス、植物を加えて現在のカフェに再構成しています。最初からヴィンテージ風に造った空間とは異なり、建物が重ねた年月そのものが内装になっています。
ひとつの大きなホールに整えられているわけではなく、細かく分かれた空間が通路や中庭を介してつながっています。入口から奥へ進むたびに視界が変わり、席を探す時間も建物を見て回る体験の一部。赤レンガ、コンクリート、木、金属、植物が並んでも雑然と見えない、無骨さと落ち着きのバランスが印象的です。


屋内席のほか、中庭の屋外席とルーフトップ席があります。席数は多いものの、長い共有テーブル、窓際、ソファなど形がそろっておらず、椅子の高さが合わないと感じる場合もあります。均一に整った大型カフェよりも、建物を歩きながら自分に合う場所を探したい人に向く空間です。
最初の一つなら、粉砂糖をまとったパンドーロ
パンドーロは、山のように盛り上がった形と真っ白な粉砂糖が目印の代表的なパンです。価格は₩6,000。やわらかく甘い生地に粉砂糖がたっぷりかかり、無骨な建物の中で白いシルエットがよく映えます。空間と一緒に楽しめる、cafe onionらしさが最も分かりやすい一品です。

口当たりのやわらかさが好評ですが、粉砂糖は切り分けるときにこぼれやすく、服やテーブルにつきやすいのが少し悩ましいところ。見た目を崩さずきれいに分けるパンというより、粉砂糖まで含めた豪快な姿を楽しむタイプです。甘いパンを一つ選びたい人や、初訪問で店を象徴するメニューを試したい人に合います。
フルーティーな甘さか、塩気のあるパンか
タルギバラギは、いちごとやわらかなクリームを合わせた₩5,500のベーカリーメニューです。いちごの甘酸っぱさとクリームのなめらかさが特徴で、粉砂糖の甘さを前面に出したパンドーロとは方向性が異なります。果物を使った華やかなパンが好きなら、こちらのほうが選びやすいでしょう。

甘いパンを避けたいときは、₩3,000の塩パンが候補になります。バターの風味とほどよい塩気を楽しむシンプルな一品で、華やかなベーカリーが並ぶ中では選びやすい価格です。好みの塩パンとは違ったという評価もある一方、バターの香りや食感を気に入って持ち帰る人もいます。

ドリンクは個性派チョコか、ミルクを選べるラテ
コーヒー以外で店らしい一杯を選ぶなら、メニュー名も印象的な「このチョコレートラテが最高だと自負しています。」が₩7,000です。チョコレートの香りがしっかりありながら、甘さが強すぎず飲みやすいと感じる人がいる一方、独特の風味は好みが分かれます。濃厚な甘さだけを期待するより、個性のあるチョコレートドリンクを試したいときの選択肢です。

カフェラテは通常ミルクのOriginalが₩6,000、ヴィーガン対応のVegan/Oatが₩7,000。アイスラテやオーツミルクラテを気に入って再訪する人もおり、パンと一緒にミルク系のコーヒーを飲みたい人に向きます。ただし、ラテの仕上がりにはスタッフによる差を指摘するレビューもあります。ドリンクだけを目的にするより、建物とベーカリーを含めた体験として考えると、この店の魅力がつかみやすいでしょう。

行列と座席探しまで見込んで利用する
パンとドリンクを注文し、呼び出しベルを受け取って席へ向かう流れです。店内は奥まで空間が続くため、入口付近だけで満席と判断せず、中庭側や奥の部屋も確認したくなります。ただし混雑時は席数が多くても空席を見つけにくく、平日に15〜20分ほど待った例や、朝から注文列ができた日もあります。
平日は08:00、土・日は09:00から営業していますが、早い時間なら必ず静かとは限りません。22:00まで営業し、ラストオーダーは毎日21:30です。朝の聖水散策に組み込みやすい一方、観光客が多い店なので、短時間で確実に座れる場所としては考えないほうが安心です。店内利用が難しい場合はテイクアウトもできます。

ルーフトップへ上がる階段は狭く急なので、荷物が多いときや足元が不安な場合は屋内席や中庭席のほうが移動しやすいでしょう。屋外席は気温や風の影響を受け、寒い日は屋内から埋まりやすくなります。また、古い建物の質感を残した造りについて、屋外席やトイレの古さが気になるという評価もあります。端正な新築カフェではなく、建物の傷や不均一さまで含めて楽しめるかどうかが、訪問を決めるポイントです。
よくある質問
Q. 初めてなら、どのパンを選ぶのがおすすめですか?
A. 店を象徴する一品なら、粉砂糖をたっぷりまとったパンドーロが分かりやすい選択です。いちごの甘酸っぱさを楽しみたいならタルギバラギ、甘いパンを避けたいなら塩パンが候補になります。
Q. 平日なら待たずに座れますか?
A. 平日でも混雑し、15〜20分ほど待った訪問例があります。朝から注文列ができた日もあるため、曜日や時間だけで空席を保証することはできません。
Q. どのような座席がありますか?
A. 屋内席、中庭の屋外席、ルーフトップ席があります。ルーフトップへ向かう階段は狭く急なので、荷物が多い場合や足元が不安な場合は注意が必要です。
Q. 朝から利用できますか?
A. 平日は08:00、土・日は09:00から営業しています。閉店は22:00、ラストオーダーは毎日21:30です。
Q. パンやドリンクはテイクアウトできますか?
A. テイクアウトに対応しています。店内に空席がないときや、聖水を歩きながら楽しみたいときにも利用できます。
利用案内
- ラストオーダー
- 毎日 21:30
クチコミ
口コミでは、パンや華やかなデザート、コーヒーのおいしさが高く評価されています。古い工場を生かした個性的な空間も好評で、写真撮影を楽しむ人も多いです。一方、平日や朝でも混雑し、席の確保や注文に時間がかかるほか、価格の高さや一部設備の清潔感を気にする声があります。
良い点
- パンやデザートがおいしく種類も豊富
- コーヒーや個性的なドリンクが好評
- 工場跡を生かした内装が印象的
- 写真映えする場所が多い
- 親切な接客を評価する声が多い
気になる点
- 混雑しやすく席の確保が難しい
- 価格に割高感を覚える声がある
- トイレや屋外席の清潔感が惜しい
※ NAVERの訪問者レビューをもとに編集部がまとめた内容です。
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